大人もぐっすり眠れる!?眠る前に絵本を読もう!
子どもを寝かしつける時に大活躍してくれる絵本ですが、実は大人が読むことでも安眠効果が期待できるそうです。
絵本の安眠効果
1.リラックスできる
童心に帰って絵本でなつかしい冒険をすると、子どもの頃の親に守られた安心した暮らしとリンクしてリラックスすることができます。新しく絵本を買わなくても、実家にある子どもの頃に慣れ親しんだ絵本を持ってきても効果がありそうですね。
2.入眠儀式になる
毎日寝る前に絵本を読む習慣をつけると、絵本を少し読むだけで眠れるようになります。これは『絵本を読む→寝る』というサイクルが体に染み付くためです。
3.目に優しい
スマホやゲームと違い目に優しいので目が冴えることがありません。電球色の電気スタンドなどを使ってゆったりできる空間を作ってみてください。
ちなみに僕は絵本が大好きなので、今回は大人でも楽しめる絵本をいくつかご紹介します。
1.宮沢賢治の童話
銀河鉄道の夜で有名な宮沢賢治ですが、僕は世界一想像力豊かな人だと思っています。ありとあらゆる自然が言葉を話したり感情豊かに動き回ります。
また、仏教の思想を取り入れているので、死生観について考えさせられることも多いんです。まさに大人が読むべき絵本だと思います。
2.ソフィーの世界
- 作者: ヨースタインゴルデル,Jostein Gaarder,池田香代子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 1995/06/01
- メディア: 単行本
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子どもでも読めるような絵本ですが、中身は立派な哲学書です。読み進めていくだけで哲学の歴史を理解できるので勉強もできる絵本なんです。
なんといっても最後に物語とリンクして起こる大どんでん返しがすごいです。読者を巻き込む真実を目の当たりにできます。
3.エドワード・ゴーリーの絵本
- 作者: エドワードゴーリー,Edward Gorey,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2000/10/01
- メディア: 単行本
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エドワードゴーリーは直線をうまく利用して独特な世界観を作る絵を描きます。不幸な物語が多いですが、面白いのは最後まで不幸なところ。普通の絵本はひどい目にあった人物は救済されることが多かったり、物語の中に教訓が隠されていたりします。ゴーリーの絵本はそのあたりが完全に欠落しているので読み終わると『え?』ってなります。ありきたりとは無縁の絵本です。
4.果てしない物語
- 作者: ミヒャエル・エンデ,上田真而子,佐藤真理子,Michael Ende
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/06/07
- メディア: 単行本
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逆に教訓をたくさん学びたい人にはミヒャエルエンデの果てしない物語がおすすめです。ネバーエンディングストーリーとして映画になったことで有名な作品ですが、実は映画は物語の半分しか描かれていません。そしてこの物語の真骨頂は後半からです。子ども向けのエンターテイメントでは済まされない深い話が詰まっています。僕の人生のバイブルのような作品です。本に仕掛けがしてあるので文庫本ではなく製本をオススメします。
ちなみに作者のエンデは映画で伝えたいことが何も伝えられていないことに憤慨し、裁判を起こしています。
気になった本があればぜひ読んでみてください。