不眠症の人はメラトニン不足!?睡眠ホルモン【メラトニン】とは
睡眠ホルモン【メラトニン】とは
メラトニンは、人間から動物、微生物にまで存在するホルモンの1種です。メラトニンの濃度は1日をサイクルとして減少したり増加したりする仕組みになっており、メラトニンが増加すると眠くなる作用があります。つまり生き物の1日のサイクルを決めるための大切なホルモンなんです。
メラトニンと不眠の関係
メラトニンは、日中に強い光を浴びることでどんどん減少し、夜に暗くなってから光を浴びなくなると増加していきます。
そのため、逆に日中に強い光を浴びなかったり、夜に強い光を浴びる生活を続けているとメラトニンの増減が安定しなくなり不眠の原因になります。
日中に強い光を浴びない時
- 不規則な生活で昼間眠っている。
- 日中ほとんど外に出ない。
夜に強い光を浴びる時
- 夜にずっとスマホやパソコンを開いている。
- 夜中まで起きている。
夜眠れなかったり、朝起きるのが辛い人はメラトニンの分泌を正常な状態にもどすことを心がけましょう。
メラトニンの分泌を正常に戻す方法
眠る前にカーテンを開けておく
早朝から日が差し込む窓際で眠るようにして、カーテンを開けておきます。朝眠っていても自然に太陽光が入ってくるので、メラトニンが増加して自然に起きられるようになります。
窓がない、カーテンを閉めないと不安という方はこちらの記事を参考にして下さい。
夜の照明を暗くする
スマホやパソコンのゲームなどは控え、照明はオレンジ色の電球色に変えましょう。昼白色の明るい照明は明るく集中したい時にはおすすめですが、眠る前はメラトニンの増加を妨げてしまいます。
睡眠サプリメントを服用する
睡眠サプリメントは睡眠薬と違い副作用や中毒性がないので安心して服用できます。特にメラトニンの正常化に効果のあるトリプトファンという成分の入った睡眠サプリがおすすめです。詳しくは下記の記事を参考にしてみて下さい。
ちなみにメラトニンはホルモンなので直接摂取するのは危険です。海外ではメラトニンのサプリメントも発売されていますが、メラトニンを摂取することは副作用や中毒の原因になりますのでご注意を!
まとめ
メラトニンは睡眠ホルモンとして有名ですが、日中にメラトニンの分泌を押さえることも大事な要素です。日中のメラトニンの減少は集中力を高めたり、前向きな気持ちで物事に取り組む原動力にもなるからです。
規則正しい生活を送って毎日すっきりした気持ちで過ごしましょう。