年を取ると眠れなくなるのはなぜ!?その原因と対処法。
「若い頃はいくらでも眠れたのに、年を取ったら長く眠れなくなった。」「朝が早く、夜中に目が覚めてしまう」そんなお悩みはありませんか?これは加齢に伴って睡眠の質が下がってしまうためです。
この記事では、歳を重ねるにつれてあまり眠れなくなってくる理由と、改善方法についてご紹介します。
年を取ると眠れなくなるのはなぜ?その理由とは…
1.メラトニンの減少
人は夜になるとメラトニンというリラックス効果のある成分が自然に分泌されます。メラトニンの量が多いほど眠くなるし、眠りの質もよくなります。
このメラトニンですが、年を重ねるにつれて減少していく傾向があります。そのため高齢であるほど睡眠が浅くなるのは仕方がないことなんです。
2.運動能力の低下
日中にたくさん活動することで交感神経が活性化されます。交感神経が活性化すると、その対極にある副交感神経も夜に優位になるんです。
副交感神経とは、夜に体を休めようとする信号のようなものです。日中の運動が足りないと副交感神経も優位になりにくいため、眠りが浅くなることがあります。
このように、メラトニンの減少や運動不足が原因で高齢者は睡眠の質がおちてしまいます。
高齢者でもぐっすり眠れる方法
1.たくさん運動する。
体が元気ならなるべく外に出てウォーキングなど運動をするようにするといいと思います。日中に活発に行動してほどよく疲れることで睡眠の質が良くなります。ウォーキングがつまらないという方はアウトドアで楽しめる趣味を見つけるのもいいです。釣りやキャンプ、楽器演奏にスポーツなど、好きなことをして体を疲れさせると楽しめます。
2.サプリメントを利用する。
運動が面倒な方や、体があまり言うことを聞いてくれない場合は、睡眠サプリメントを服用するのがおすすめです。
睡眠サプリメントは睡眠薬と違い副作用や依存性がないので高齢の方でも安心して使用することができます。
また、睡眠サプリメントは寝つきをよくするものや、夜中に何度も目が覚めてしまう問題を解決するものなど、用途に合わせて様々な種類が販売されています。
詳しくはこちらの記事にまとめてあります。興味のある方は自分の症状に合わせて読み進めてみて下さい。
3.日をよく浴びる。
メラトニンの分泌は、日中に太陽の光をたくさん浴びることで改善されます。朝起きたらすぐにカーテンを開けて、日中に家にこもりきりの方は積極的に外に出て遊んでみるといいと思います。
また、逆に夜に強い光を浴びるとメラトニンが減少してしまうので、眠る前はなるべく部屋を暗くしてリラックスできる空間を作っておくことが大切です。