日本の女性は世界一睡眠時間が短い
日本は睡眠時間が少ないことで有名ですが、他の国では女性の方が多く眠る傾向があるのに対し、日本では女性の睡眠時間の方が短くなっています。
つまり、日本人の女性は世界的に見ても1番睡眠時間が少ないんです。
なぜ日本の女性は寝ない?
1.共働きでも女性が家事をこなしている
共働きであるにもか変わらず既婚している女性が全ての家事を担っているケースが多いようです。
『家事は女性がやるもの』という固定概念が消えていないためもありますが、そもそも全く家事ができない男性が多いのも要因の1つです。
日本は残業を前提とした長時間労働が強いられています。海外と違い仕事量が半端ではないため、正社員はほとんど家事を身につける時間がないのかもしれません。
ちなみにスウェーデンでは男性の収入では家系が成り立たないため女性も一緒に働いていますが、家事はお互いに助け合って行っています。男女の役割という垣根を超えて協力体制が築けているんですね。
2.日本は娯楽が多すぎる
スマホのゲームやテレビ、飲み屋にカラオケなどなど、夜に遊べる娯楽が日本はダントツに多いそうです。
こういったものにも時間を割かなければいけない状態が続いているため、慢性的な睡眠不足が起こっているんじゃないかと思います。仕事のストレスも他国に比べてかなり多いので娯楽もたっぷり楽しみたくなります。
日本は完全な消費社会であり、世間に流されてしまうとリラックスできる場所がなくなってしまうのかもしれません。
3.子育てによる睡眠不足
『日本死ね』問題で話題になったように、現在保育園に入園できない子どもがたくさんいます。子育ては一日中世話してあげないといけないので大変な労力です。お母さんが働けない以上お父さんは必死に外で稼がなければならないので母親は毎日子どもの世話に追われます。安息できる時間がほとんどもてないんです。子どもが寝てからようやく家事を始める人も多く、とにかく日本のお母さんは働きまくっています。
女性は男性より睡眠が必要
女性の睡眠は、女性ホルモンのバランスに大きく影響するので、睡眠不足は男性よりもダメージが大きいです。
女性ホルモンは外見を美しく保ったり月経のサイクルを正常にする大切な機能を持っているのですが、睡眠中にしかこのホルモンは分泌されないんです。
女性こそ長く安心して眠れる環境を日本は作っていかないといけないなと思います。世界一睡眠時間が短いことに問題を感じなければいけないですね。