眠っている時に『ビクッ!』ってなるアレの正体
よく授業中などに居眠りしていて机が『ガタンッ!』ってなる子いますよね。あの寝ている時にビクッ!ってなる現象はちゃんとした名前があります。気になったので調べてみたのですが、思っていたのとは全く違う原因でビクッてなるみたいです。
ジャーキング
寝ている時にビクッとなる現象は医学的にジャーキングと呼ばれており、色々と研究がなされている現象の1つです。
日本では『寝ぴく』と呼ばれてます。ネーミングそのまんまですね。ジャーキングはどうして起こるのでしょうか?
寝ピクのメカニズム
よく言われているのが、『高いところから落ちた時』などに体がビクッと反応してしまうという説です。実際にこういった夢を見て起きてしまった経験がある人が多いのでこの説が正しいとされていましたが、実はこれは誤りだったようです。
通常夢はレム睡眠時に見ます。レム睡眠とは眼球だけが動く睡眠のことを指しており、目だけが夢と連動してぐるぐる動き回っています。
夢と連動して動く体は、目だけです。つまり寝ピクに関しては夢と連動していないため、夢の中で高いところから落ちようが車にふっ飛ばされようが体は動かないんです。
いちいち夢と連動して体が動いていてはぐっすり眠れないので運動神経はシャットアウトされています。
それならなぜ寝ピクが起こるのでしょうか。
寝ピクの原因は筋肉の伸縮
最近の研究で有力な説が、筋肉がひきつけを起こしているというものです。
急に深い眠りに入ることで脳が混乱して誤った信号を伝達してしまうため、意図せず体が動いてしまうのがジャーキングの正体だとされています。
急な信号が筋肉に送られることによって体がひきつけを起こし、ビクッっとなってしまうということみたいですね。
さらには、この急に脳が信号を出す瞬間が高いところから落ちた時などに脳が出す信号と酷似しているため、結果として『夢で落っこちた』ような錯覚を起こしてしまうことがあるようです。
要するに落っこちる夢を見て寝ピクを起こすのではなく、寝ピクを起こすから落っこちる夢を見たと錯覚してしまうみたいですね。
まとめ
ちなみにこのジャーキングという現象は誰にでも起こりうることなので病気などの心配はしなくて大丈夫です。
意図的に寝ピクを起こしたい場合は、普段寝るべきじゃない場所で寝ると確率が上がるかもしれないようです。急に寝るのがミソなので、学校の授業中とかでよく起こるのはこれが原因みたいです。